頚肩腕痛-病気・症状と治療

頚肩腕痛-病気・症状と治療

頚肩腕痛(頸肩腕症候群)
Cervico-omo-branchial syndrome

頚肩腕痛

▪ 頚肩腕痛(頸肩腕症候群)とは
▪ 東洋医学的な見方
▪ 家庭で出来る頚肩腕痛のお灸のツボ
▪ 頚肩腕痛の精神的および感情的要因
▪ 頚肩腕痛のヨガ・セラピー
▪ 頚肩腕痛のレイキヒーリング
▪ その他の療法

WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 頚肩腕痛 や むちうち などの外傷の後遺症 に適応であることを認めています。

頚肩腕痛(頸肩腕症候群)の概念

頭部・肩・上肢に疼痛を主とし、しびれや冷感などを伴う疾患群の総称。
広義の頸肩腕症候群:その原因を頚部に有する場合。
狭義の頸肩腕症候群:はっきりした原因疾患を認めることができない場合。
(頸椎、肩関節、神経・脈管疾患は除外し、他覚所見に乏しく病態を把握し得ない原因不明の頸肩腕痛)
*頚肩腕;上肢作業者(パソコンでキーを打ち続ける人、流れ作業で手を使う人)で産業病などの場合をいう。
VDT病

頚肩腕痛の病態

頸部の神経根、神経叢や末梢神経が直接圧迫や刺激を受けて起こる。
自律神経の関与も考えられる。
 →血管運動神経、鎖骨下動・静脈の関与する末消循環障害が加わる。
ときには骨格筋の異常、内職からの反射性疼痛としての肩腕痛もある。

頚肩腕痛の原因疾患

・頚椎疾患: 頚椎症(頚椎症性神経根症、頚稚症性脊髄症)、
      頚椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、頚椎捻挫、むち打ち損傷など
・肩関節疾患 (肩関節周囲炎、腱板障害、石灰沈着性腱板炎)
・胸郭出口症候群 (斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群、頚肋症候群など)
・その他 (腫瘍、慢性関節リウマチなど)

頚椎症・変形性頚椎症

頚椎の退行性変化(椎間板変性~骨棘形成)に伴う神経根・脊髄障害
好発:中年以降(50歳以上)の男性に好発
   C5~ C6問(C6神経根)、C6~ C7間(C7神経根)
症状
 頚椎症状:頚・肩の疼痛、肩こり、頚部の運動制限
 神経根症状:患側上肢への放散痛、しびれ感、知覚障害、筋力低下、筋萎縮など
   (感覚障害はデルマトーム、運動障害はミオトームに一致して出現)
  *検査所見-上肢腱反射:減弱~消失、ジャクソンテスト、スパーリングテスト陽性
 脊髄症状:手指の巧級運動障害、下肢のしびれ、歩行障害、腱反射元進、膀胱直腸障害、病的反射出現など

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板変性により、髄核の脱出や線維輪の膨隆により頚神経や頚髄を圧迫→神経根症状、脊髄症状
神経根症は急激に発症、頚椎運動(特に後屈)や咳やくしゃみでも痛みが増強
その他の症状や検査法は変形性頚椎症に準ずる
好発:30~ 40歳代(変形性頚椎症よりも若い人)の男性に多い。

後縦靭帯骨化症

後縦靭帯の肥厚・骨化による脊髄の圧迫性障害。(→痙性四肢麻痺)
好発:40歳以上の男性に多い。 C5>C4>C6
症状:頚椎症と同様な症状で始まる。
   四肢・体幹の運動障害や知覚障害、さらには膀胱・直腸障害が現れる。

寝違え

長時間の不自然な姿勢などにより、頚椎や肩甲骨の運動性が急性・疼痛性に制限された状態。一過性の筋炎。
30~ 40歳代に多く、一般的には症状は軽く数日で自然治癒する場合が多い。

むち打ち損傷

交通事故などで頚椎が急激に過伸展・過屈曲されて起こる障害(頚椎捻挫)。
骨折や脱臼のない頚椎部軟部組織の損傷
  *バレリュー症候群:事故後3ヶ月以上たってもむち打ち症状が改善されず、加えて、めまい頭痛吐気耳鳴り、視力障害などの自律神経系の障害が現れるもの。(原因不明であるが、頚部交感神経や椎骨動脈の障害と考えられている。)

胸郭出口症候群

腕神経叢と鎖骨下動・静脈からなる神経血管束が斜角筋三角(斜角筋隙)や肋鎖間隙、小胸筋胸壁間部などで狭窄。圧迫を受けて生ずる障害の総称。
症状:上肢の疼痛(広範囲)、しびれ、冷感、倦怠感、握力低下など
 *つり革につかまると上肢がしびれる。
好発:若い女性に多い。なで肩、やせ型に多い。
 上肢作業者(タイピスト、教員、理・美容師)に多い
分類:(1)斜角筋症候群 (2)頚肋症候群 (3)肋鎖症候群 (4)過外転(小胸筋)症候群
検査所見:三分間挙上テスト陽性
     アドソンテスト、アレンテスト、モーリーテスト陽性→ 斜角筋症候群(頚肋症候群を含む)
     エデンテスト陽性→肋鎖症候群
     ライトテスト陽性→過外転症候群

 

頚肩腕痛の東洋医学的な見方

《痺(ひ)証》に属する:《風》《寒》《湿》の三邪気が人体に侵襲して経絡を阻滞させ、気血の運行が悪くなると発症。痛みやしびれを主症状とする。
  (「痺」には閉塞、不通という意味がある。)

《風痺》《行痺》:痛みが一定でなく遊走性である。悪寒、発熱を伴う。

《寒痺》《痛痺》:激しい痛み。 温めると軽減、冷やすと増悪。

《湿痺》《著痺》:関節はしびれ、重だるく痛む。痛みが固定性で、経過が長引く。

*熱痺:風熱の邪に湿邪がからんで人体に侵襲したもの、
 あるいは、風寒湿の邪が長期にわたって改善せず、邪が経絡に滞って熱化したもの。
 → 関節が痛む。発赤、腫脹、発熱、灼熱感がある。痛くて触れない。

 

家庭で出来る頚肩腕痛のお灸のツボ(経穴・つぼ)

○お灸について »  

頸のこり

風池(ふうち)、大杼(だいじょ)
風門(ふうもん)、天柱(てんちゅう)
神道(しんどう)、霊台(れいだい)、至陽(しよう)、筋縮(きんしゅく)

首つぼ2  首つぼ2

むち打ち

肩中兪(けんちゅうゆ)、肩外兪(けんがいゆ)、肩貞(けんてい)
急性期には頸筋部に手を触れたりツボを求めないこと。
機能障害のあるときは遠隔部に過敏な圧痛や硬結となって現れる。

     むちうちつぼ

寝違え

落枕(らくちん)
     寝ちがえつぼ

腕の痛み

消濼(しょうれき)、肩貞(けんてい)、天宗(てんそう)
圧痛があれば 臂臑(ひじゅ)、厥陰兪(けついんゆ)、心兪(しんゆ)
手全体の治療に 膈兪(かくゆ)
しびれを伴うときは、外関(がいかん)、内関(ないかん)の相対取穴

 腕つぼ1 腕つぼ2  腕つぼ3

肩こり

手掌 魚際(ぎょさい)きわ=手関節横紋から口合寸

    肩こりのツボ

 

頚肩腕痛の精神的および感情的要因

首まわり全般
~偏ったものの見方。
~他からの目線で考えることが不得意。
~がんこさが強く、柔軟性にかける。

頚椎に問題
~物事に対しての柔軟性に欠ける。
~物事の本質を見抜く力が弱い。

肩全般
~一つ一つの経験を人生経験としてどう活かしていくかを担う。
~背負いきれない負担を抱えこんでいる。
~希望と期待が持てない。

肩関節
~何か大きな人生の方向転換。

 頚肩腕痛におすすめのフラワーエッセンス

*感情・精神面のケアには… ⇒ 脳デトックス【アクセス・バーズ】がおすすめ!

 

頚肩腕痛のヨガ・セラピー

頚肩ヨガ

○頚部のための

アサナ

ムードラ
 ウッジャイ

 アジャパジャパ、 デスクワークを控える、 薄い枕を使う。

 

頚肩腕痛のレイキ・ヒーリング(霊気療法)

レイキ・ヒーリングについて »

チャクラについて »

Chakras
  ヴィシュッダ・チャクラ Vishuddha(Throat Chakra)
  スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)

Positions
  基本ポジション+反応のあるところ、後頭部、腰部、頸部、肩、腕。

  頚肩腕痛レイキヒーリング1   頚肩腕痛レイキヒーリング2
  頚肩腕痛レイキヒーリング3頚肩腕痛レイキヒーリング4

 

その他の療法

寝違えに生姜のおろし汁をすりこむ。