頭痛-病気・症状と治療

頭痛-病気・症状と治療

頭痛(緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛) 
Headache

頭痛

▪ 頭痛とは(緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛)
▪ 東洋医学的な見方
▪ 家庭で出来る頭痛のお灸のツボ
▪ 精神的および感情的要因
▪ 頭痛のホメオパシーレメディー
▪ 頭痛のヨガ・セラピー
▪ 頭痛のレイキ療法
▪ その他の療法

WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 頭痛 に適応であることを認めています。

頭痛の定義

狭義:眉の上から後頭部までの痛み。

広義:顔面や上項部を含む頭全体の痛みや不快感。

頭痛の種類

  • 機能性頭痛(慢性頭痛):緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛
  • 頭蓋内の器質的病変による頭痛:脳血管障害、脳腫瘍、感染症(髄膜炎)など
  • 頭蓋近接組織の疾患に伴う頭痛:緑内障、副鼻腔炎、側頭動脈炎など
  • 神経痛:ヘルペス性脳神経炎、三叉神経痛、後頭神経痛など
  • その他:高血圧、心因性( うつ )、薬物など

痛みの感受部位

  • 頭蓋外:皮膚、筋肉、筋膜、血管壁(特に動脈壁)、神経、骨膜など
  • 頭蓋内:脳静脈洞、髄膜(特に硬膜)、主幹動脈、皮質静脈など
  • 眼・耳・鼻腔の軟部組織
    →感覚神経(三叉神経、舌咽神経、大後頭神経)→ 視床→感覚野、辺縁系(脳実質には知覚受容体はなく、脳実質は痛みを感じない)

頭痛を起こす主な病態:
 頭蓋外・動脈の拡張
    ・筋の持続的緊張
    ・動脈炎(側頭動脈炎など)
    ・神経炎その他神経刺激
 頭蓋内・機械的刺激
    ・動脈の拡張
    ・炎症

緊張型頭痛 Tension Headache

特徴:頭部門側性の頭痛で、頭痛で最も頻度が高い。
原因:詳細不明.肉体的、精神的ストレスなどの心理的要因が背景にあると考えられる
ストレスが誘因となり、頚、頭部の筋肉のこり(持続的な筋収縮)、それに伴う頭皮血管の収縮による。

症状

  • 両側後頭部から頸部にかけて持続性、絞掘感ある鈍痛。
    鈍いうずきか多くはむしろ圧迫感(頭を締め付けられるような頭重感、被帽感)
    日内変動があり(朝に軽く、夕方に強い)、天候によつて左右されやすい頭痛。
    発症は徐々、持続は片頭痛に比べ長く痛み続け数週間、数力明に及ぶことも稀ではない。
  • 肩こり、後頭部・項部のこり、肩・項部圧痛
    *原則、悪心・嘔吐、感覚過敏はみられない

片頭痛 Migraine

概念:発作性に片側性、指動性の中等度以上の頭痛を反復するもの。】
○神経症状の前兆を伴うタイプと、○前兆を伴わないタイプに分けられる。
 わが国ではほとんどが前兆を伴わない頭痛。
疫学:幼児期、思春期~30歳代で、女性に多い。40%以上に家族歴を認める。
病因:片頭痛の本態は血管の拡張である.片頭痛の発生機序には、誤神枷管反射訪`有力になってきている。

〔三叉神経血管説〕:何らかの理由により脳血管周囲の三又神経軸索が刺激され、P物質やCGRPなどの血管作動性物質が放出される この刺激情報は三叉神経→視床→大脳皮質に伝播され痛みとして感じられるが、その過程で脳幹や視床下部にも伝達されるため、悪心、唱吐、光・音過敏などの随伴症状を来す。

〔セロトニン説〕:ストレスなど様々な刺激により]血小板の活性化によリセロトニン大量放出→脳血管収縮(一過性虚血により前駆症状出現)→セロトニンが代謝(分解、排泄)され減少→逆に異常な血管拡張(周囲を圧迫し拍動痛出現)

臨床像:加齢と共に頭痛発作の頻度は減少し、症状は軽快することが多い。
起きている時間帯に発生しやすく、片側性かつ拍動性頭痛を皇する。
多くはストレス、心理的葛藤からの解放後に起こりやすい。
女性では月経直前が多く、また経口避妊薬は発作を増悪させる。
【エストロゲンの離脱との関連が示唆される】

症状

  • 反復発作性、間欠性に起こる片側性(ないしは両側性)の指動性頭痛
    前兆がないタイプは、いきなり激しい頭痛発作(ずきずきする頭痛)が起こる。
    数十分で極期に達し4~72時間持続、その間悪心・嘔吐を繰り返す。
    反復性頭痛…1か月に数回に及ぶ。
  • 随伴症状
    食欲減退、悪心、嘔吐
    差明を訴え、光・音を嫌い(音過敏、光過敏)、暗所で睡眠を好む→覚醒ととも頭痛は消失。

群発頭痛 Cluster Headache

原因:不明。誘因には、飲酒、ストレス、血管拡張薬、とスタミンなどがある。
疫学:睡眠後2~3時間以内に突然起きやすい(発作性夜間頭痛)。青壮年男子に多い、男女比は5:1。

症状

  • 夜問睡眠中に突然、眼窩周囲を中心とする一側性の激痛。非拍動性、前兆は無い。
    部位:一側のRR福周囲から始まる。(常に同じ側で、毎晩ほぼ同時刻に起こることが多い。)
    痛み:数秒間の錐でえぐるような激しい疼痛が数回から数10回反復する。
    持続:痛みは5分ほどで最強に達し、20~90分程でおさまる。
    群発:同様な発作が1年に1~2度の頻度で起る
    (間に長い寛解期おいて、毎晩ほぼ同時刻に再発し数日から数週間続く→群発頭痛と命名)
  • 頭痛発作の問、顔面の発赤・流涙、鼻汁、結膜充血、流涙などが随伴 【自律神経症状】

 

頭痛の東洋医学的な見方

頭部は手足の三陽が督脈を通じて集まる所→《諸陽の会》と呼ばれる。
また、《清陽の府》、《元神の府》、《清空》、《髄海》などとも呼ばれる。

○部位による分類(関連する経絡)
 側頭部痛:《少陽経》頭痛 (胆経、三焦経)
 前頭部痛:《陽明経》頭痛 (胃経)
 後頭部痛:《太陽経》頭痛 (膀胱経)
 衝脈:十二経の海、血海(十二経の気血を調節する)
 任脈:陰脈の海
 頭頂部痛:《厥陰経》頭痛 (肝経)

○原因による分類
〔外感性頭痛〕:風・寒・湿・熱の外邪侵入(風邪が主体―風寒、風熱、風湿など) 急性、痛みは激しい、実証
〔内傷性頭痛〕:脳=髄海 (髄は精血、水穀の精によつて養われる)→ (腎)(肝)(脾)と密接な関係を持つ
 緩慢に発病、痛みは激しくない、多くは虚証

  • 《肝陽克進》:情志失調→肝鬱(肝気鬱結=気滞)→ 肝火上炎
    〔熱、本虚、標実〕
    張痛、精神的な緊張で悪化
    イライラ、怒りっぽい、胸脇部も張った感じ、精神抑鬱、口苦
    暖まると増悪(喜冷)
    少陽(側頭)が多い
  • 《痰濁》:飲食不節→脾の運化作用低下→痰濁
    〔平(寒/熱)、実〕
    重頭(頭がぼんやりして重だるい)
    前額部の張り
    腹のつかえ、悪心、嘔吐、泥状便
    陽明(前額)痛が多い
  • 《瘀血(=血滞)》:外傷・久病→頭部の瘀血=頭部の気血の流れが悪化
    〔平(寒/熱)、実〕
    疼痛部位が一定(固定痛)
    刺痛、夜間痛、外傷歴
    皮膚甲錯(鮫肌)
    月経血や出血が紫暗色で血塊が混ざる
  • 《気血両虚》:病後・久病・労倦→気血両虚→頭部の栄養が不足
    〔平、虚〕
    疲れると悪化、隠痛、喜按
    だるい、無力感、食欲不振、めまい、顔色が悪い
  • 《腎虚》:腎精不足→脳髄不足
    〔平(熱)、虚〕
    疲れると悪化、隠痛、喜按
    頭がぼ―っとする、腰痛、膝のだるさ、耳鳴り、不眠
  • 《風寒》:外邪による頭部の経絡阻滞
    〔寒、実〕
    急性で激しい痛み、悪寒、発熱
    冷気に当たると増悪
    温めると軽減(喜温)

 

家庭で出来る頭痛のお灸のツボ(経穴・つぼ)

○お灸について »  

前頭部痛

瘂門(あもん)

後頭部痛(背、肩に起因)

大杼(だいじょ)神道(しんどう)、魄戸(はくこ)

後頭部痛(頭打に起因、しびれ)

大杼(だいじょ)、風門(ふうもん)、肩井(けんせい)などの圧痛点

頭痛ツボ1  頭痛ツボ2 頭痛ツボ3

頭重

後頭部:脳戸(のうこ)

頭脳不明晰:泉生足(せんせいそく)
めまい、脱肛:百会(ひゃくえ)

のぼせ

指端穴(大敦(だいとん)の変動穴)

    頭痛ツボ4     頭痛ツボ5

女性のホルモンバランスからくる

身柱(しんちゅう)、神堂(しんどう)

女性の月経不順を伴う

三陰交(さんいんこう)、蠡溝(れいこう)、血海(けっかい)、陰包(いんほう)

脳貧血

解谿(かいけい)三陰交(さんいんこう)

   頭痛ツボ6   頭痛ツボ7

 

頭痛の精神的および感情的要因

~自分が無意味に感じる。自分で自分を無意味にしている。
~自己批判、罪悪感。
~不安感。

○片頭痛
~振り回されるのを嫌う。
~人生の流れについて行けない。
~性的不安。

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頭痛のホメオパシーレメディー

○頭痛全般
Aesenicum:風邪をひいた、風のあたった、ショックなことで。突然の激しい痛み。
Arg nit:心配事や考え事がつまりすぎ。頭を前に垂らすと症状軽減。
Belladonna:拍動性頭痛。頭に熱感。動かすことで症状悪化。暗い場所、一人を好む。
Calc phos:勉強のしすぎ、心配しすぎ。換気を嫌う。
Gelesemium:ズキズキした痛み。首から後頭部、目に痛みがあがってくる。
Kali bich:カタル性の頭痛で目がかすむ。音や光に過敏。
Kali phos:心理的、精神的疲労による。
Nat mur:ガンガン。殴られるような痛み。太陽の暖で悪化。
Nux vomica:何かに没頭しすぎた。光や音に過敏。
Pulsatilla:風通しの悪い、空気の悪いところにいたため。換気を好む。涙目。
○片頭痛
Belladonna:ズキズキ、拍動性。のぼせ、顔のほてり、目がうるむ。頭を抱え込む。頭を後ろにさげると症状軽減。
Byronia:破裂しそうな激しい痛み。暗い場所で一人静かにしていたい。嘔気・嘔吐。
Gelsemiun:後頭部から始まり、目に向かってくる痛み。重だるい痛み。頭が締め付けられているような。尿の後、痛み少し軽減。
Kali bich:カタル性の頭痛で目がかすむ。痛みがピンポイント。
Nux vomica:毒性の頭痛。嘔気・嘔吐。イライラ。
Pulsatilla:脂っこいものを食べた後。消化不良で。生理で。涙出やすい。嫌暖。換気を好む。

 

頭痛のヨガ・セラピー

頭痛ヨガ

アサナ

プラナヤマ

  • ナディショダナ
  • ブラマリ、ウッジャイ

シャットカルマ

  • ネティ(片頭痛にクンジャル)

予防

  • 眼精疲労を避ける

  • ヨガニドラ
  • 繰り返し冷たい水で目を洗う

 

頭痛のレイキ・ヒーリング(霊気療法)

レイキ・ヒーリングについて »

チャクラについて »

Chakras
  ヴィシュッダ・チャクラ Vishuddha(Throat Chakra)
  マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
  スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)

Positions
  基本ポジション+反応のあるところ、肝臓、脾臓、胃、腎臓、頭部。

   頭痛レイキヒーリング4   頭痛レイキヒーリング5
      頭痛レイキヒーリング6頭痛レイキヒーリング7

その他の療法

しょうがの搾り汁にごま油をまぜたものを頭にすり込む。
林檎おろし、または大根おろしをガーゼに包み、ひたいにのせる。
熱感があるときはキャベツの葉を枕の上にひいて寝る。
おろし生姜小さじ1を水にいれ火にかけたものをおでこにぬる。鼻が詰っている時は鼻にもぬる。