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高血圧-病気・症状と治療
高血圧 Hypertension
▪ 高血圧とは
▪ 東洋医学的な見方
▪ 家庭で出来る高血圧のお灸のツボ
▪ 高血圧の精神的および感情的要因
▪ 高血圧のヨガ・セラピー
▪ 高血圧のレイキ療法
▪ 高血圧の食事法
WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 高血圧 に適応であることを認めています。
高血圧の概念
動脈血圧の高いものの総称。
興奮などによる一時的な血圧上昇ではなく、持続的に血圧の高いもの、精神的・肉体的ストレスに関係なく血圧の高いものをさす。
臨床では、血圧は心拍出量×全血管抵抗によって規定される。
高血圧の診断基準
収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上であるとき高血圧症とし、さらに細かく分類。
ほとんどが本態性高血圧症。
高血圧の分類
〇本態性高血圧症
〔成因〕
- 遺伝的要因と環境要因が複雑に絡み合って発症すると考えられる。
- 環境要因;食塩の過剰摂取、肥満、アルコール多飲、喫煙、運動不足。
〔疫学〕
- 20-50歳で発症、加齢とともにた急激に増加。
〔症状〕
- 高血圧だけでは、ほとんど無症状→silent killer
- 頭痛、頭重感、めまい、肩こり、動悸、鼻血など。
- (高血圧の長期持続)臓器障害(脳、心臓、腎臓、網膜)の発生率が高い
【眼底細動脈の変化は血圧上昇の程度、他の臓器性合の程度とよく相関】
→QOLを損ない、生命予後を悪化させる危険性。
〔予後〕
- 高血圧は脳血管障害、心不全、心筋梗塞(いずれも増加中)の主要な危険因子。
〇二次性高血圧症
〔原因疾患〕
- 腎性
- 内分泌性
- 副腎性疾患
褐色細胞腫 〔カテコールアミン分泌増加→交感神経β1刺激→レニン分泌】
原発性アルドステロン症 【アルドステロン分泌増加→Na+と水が貯留】
クシシング症候群 【アルドステロン活性作用上昇→Na+と水が貯留】 - 甲状腺機能亢進症(脈圧の増加を来たす)
【T3、T4 分必増加→交感神経の被刺激性上昇→拍出量増加】 - 先端巨大症 【GH分泌増加→Na+と水が貯留】
- 副腎性疾患
- 心・血管性
- 大動脈解離(大動脈壁非破壊の場合) 【疼痛によって交感神経が興奮】】
- 大動脈炎症候群 【大動脈狭窄や腎動脈狭窄→レニン分泌増加】
- 大動脈縮窄症 【先天的に大動脈狭部に狭窄がみられる疾患】
- 大動脈弁閉鎖不全(脈圧の増加を来たす) 【1回拍出量増加により収縮期圧上昇】
高血圧の東洋医学的な見方
高血圧の症状(頭痛、めまい)は《肝》、《腎》の平衡失調や《痰湿》が脈絡をふさぐためにおこるのもが多い
分類
- 《肝火上炎》(肝鬱化火):情志失調→肝気鬱結(気滞)→ 気滞化火(肝火)→ 上炎
- 《肝陽上元》(肝腎陰虚がベース):房事過多や老化で腎陰不足+肝陰不足→(肝陽制御不能)→肝陽上克
- 《疾湿》:飲食不節→脾の運化作用低下→痰湿→脈絡をふさぐ(→体内にこもって化火)
家庭で出来る高血圧のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、肩井(けんせい)、膏肓(こうこう)、
身柱(しんちゅう)、神道(しんどう)、天宗(てんそう)
足裏第1指付根横紋中央
高血圧の精神的および感情的要因
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高血圧のヨガ・セラピー
アサナ
パワンムクタサナ1、 シャシャンカサナ、 アナンダ・マディラサナ、
シッダサナ、 すべてのリラクゼーションポーズ
プラナヤマ
ナディショッダナ1、2、 シェータリ、 シートカリ、 ウッジャイ、 ブラマリ
他
ヨガニドラ、 メディテーション
高血圧のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakra
アジナ・チャクラ Ajna(3rd Eye Chakra)
ヴィシュッダ・チャクラ Vishuddha(Throat Chakra)
アナハタ・チャクラ Anahata(Heart Chakra)
マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)
Positions
基本ポジション+反応のあるところ、腎臓と後頭部。
高血圧の食事法
食事法は、高血圧・動脈硬化・脳溢血は同じで玄米菜食の自然食を実行するとよい。
主食
半つき米、または玄米御飯、玄米黒豆御飯、玄米小豆御飯、玄米はと麦御飯、玄米餅、きび、あわ、ひえ、全麦粉パン。御飯には必ず、すりごまのふりかけ(黒ゴマを炒り、自然塩で薄味をつける)をたっぷりかけて食べること。
副食
人参、大根、ごぼう、れんこんなどの根菜類、じゃがいも、らっきょう、玉ねぎ、セロリ、パセリ、その他の野菜を彩りよく、根と葉を抱き合わせに利用する。よもぎの入った玄米餅、たんぽぽの根のきんぴら、かぼちゃなど主にとる。肉をとる人は果物、トマト、瓜類、生野菜などを多めにとること。
飲み物
ビワ茶、すぎな茶、どくだみ茶、ゲンノショウコ、ハブ草の実、イチョウの葉などをブレンドしたお茶。よもぎの青汁を毎日盃一杯くらい飲む。柿の葉、クローバー、ハコベの青汁などもよい。こんぶ茶、番茶、梅肉エキスもよい。
禁ずるもの
肉類、脂の多い魚、白砂糖、砂糖入りの加工品(黒砂糖、はちみつ少々ならよい)、アルコール類、刺激物、自然醸造でない味噌・醤油・酢(梅酢がよい)、食品添加物入りの加工食品、間食をやめ、一日二回か三回の食事をよくかんで少食にする。
その他の療法
オオバゲッキツのジュース:オオバゲッキツの葉を片手1杯くらいを軽く洗い、1/2カップの水とミキサーにかける。レモン汁を足して飲む。1日3回、2ヶ月間。
ガーリック:朝ガーリック1、2つ摂る。食べれないときは水で飲み込む。
スイカの種:スイカの種をつぶし、1カップのお湯に1時間浸したものを飲む。1日4回
レモン:1日数回水に足して飲む。