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低血圧-病気・症状と治療
低血圧 Hypotension
WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 低血圧 に適応であることを認めています。
低血圧の概念
低血圧とは、大循環系の動脈圧が異常に低い状態をいう。(高血圧のような明確な定義がない)
*一般に低血圧の基準は収縮期血圧が100mmHg以下。拡張期はとくに問わない。
低血圧の分類・成因
慢性低血圧
○本態性低血圧
原因不明。
低心拍出量型が多い。
〔好発〕やせ型若年女性に多い。
〔症状〕多くは無症状、不定愁訴。
(倦怠感、めまい感、頭痛、動悸、食欲不振、四肢冷感、蒼白、寝つきが悪い、朝起きにくい)
○二次性(症候群)低血圧
- 心拍出量低下する場合
下痢、嘔吐、利尿薬投与、アジソン病 【細胞外液が減少する病態】
粘液水腫 【交感神経に非刺激性低下】 - 全血管抵抗低下する場合 【自律神経の機能障害】
中枢神経…シャイ・ドレーガー症候群
末梢神経…糖尿病性ニューロパチー、家族性アミロイドポリニューロパチー
〔症状〕本態性低血圧の症状+原疾患の症状
一過性低血圧
○起立性低血圧
座位や立位により収縮期圧が起立することにより 20mmHg 異常低下する。
加齢とともに増加する。
〔原因〕
○起立性
低血圧の東洋医学的な見方
低血圧の症状は気血の不足によって起こる。
分類
- 《気虚》:先天の精の不足、気虚体質、飲食不節、労倦など→気虚(脈外の衛気不足)
- 《気陰両虚》(≒気血両虚):気虚+陰虚
鍼灸治療
主として本態性低血圧に対して、愁訴の軽減を治療目標とする。
体調を整え、脾胃の機能を高め、気血を補うような治療を行う。
家庭で出来る低血圧のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
*症状によりツボを選ぶ。
○胃症状:風門(ふうもん)、 肺兪(はいゆ)、 心兪(しんゆ)、 肝兪(かんゆ)
○肩こり:肩井(けんせい)、 肩外兪(けんがいゆ)、 膏肓(こうこう)、
天柱(てんちゅう)、または 風池(ふうち)
○胸部重圧感:陶道(とうどう)、 身柱(しんちゅう)、 神道(しんどう)、
霊台(れいだい)、 至陽(しよう)
○四肢冷感:上肢に 膈兪(かくゆ)、 曲池(きょくち)、 手三里(てさんり)、
侠白(きょうはく)
下肢に 気海兪(きかいゆ)、 風市(ふうち)、 足三里(あしさんり)、
三陰交(さんいんこう)、 解谿(かいけい)
低血圧の精神的および感情的要因
~何かやる前からどうせ失敗する、やっても無駄だ、などと思う傾向がある。
~敗北感。
~子供のころ愛情不足。
低血圧におすすめのフラワーエッセンス
*感情・精神面のケアには… ⇒ 脳デトックス【アクセス・バーズ】がおすすめ!
低血圧のヨガ・セラピー
アサナ
スリヤナマスカ、 ダイナミックアサナ
プラナヤマ
すべてのプラナヤマ、とくにバストリカ
ムードラ ヴィパレータカラニムドラ
バンダ すべてのバンダ
低血圧のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakra
スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)
Positions
基本ポジション+反応のあるところ、後頭部、腎臓、下肢。

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