仰臥金剛杵のポーズ(スプタ・ヴァジラサナ)【ヴァジラサナのヨガ14】

スプタ・ヴァジラサナ

スプタ・ヴァジラサナ SUPTA VAJRASANA वज्रासन《仰臥金剛杵のポーズ》

ヴァジラサナ・グループ Vajrasana Group of Asanas ヴァジラサナ・グループ Vajrasana Group of Asanas

仰臥金剛杵のポーズ

スプタ・ヴァジラサナ
 

ヴァジラサナ ですわる。
ゆっくり体を後ろに倒し、右の肘を床につけ、
順に左肘、頭部の百会(頭頂部)を床につけ、体重をのせサポートする。
背中は弓なりにそらし、両手は腿の上にそえる。
膝は床から浮かないようにし、必要であれば左右に開いてもよい。
目を閉じ、全身リラックスさせる。このポジションでゆっくりと深く呼吸する。
スタートのポジションに戻るときは、頭部、左肘、右肘の順で床からはなしていく。
まず膝を伸ばしたりはしないこと。膝を痛めてしまう可能性がある。

Breathing:深くゆっくりと。

Duratuion:最終ポジションをビギナーは数秒から始め、除々に時間を伸ばしていく。
通常のエクササイズとしては1分間で十分。精神的な訓練目的では、1分以上行う。

Awareness:Physical- 腰部、腹部または呼吸に。
Spiritual- スヴァディスタナ・チャクラアナハタ・チャクラ
もしくは ヴィシュッダ・チャクラ
に。

Sequence:このアサナの後には 前曲のアサナ を行う。
Contra-indications:このアサナは 坐骨神神経痛椎間板ヘルニア
骨盤、膝に問題がある人は行ってはいけない。

Benefits:このポーズで内蔵のマッサージ効果が得られ、
消化器系の不調や便秘など軽減できる。
背部の柔軟性を養い、なで肩の復整にもなる。
肺が広がり、吸気量が増えるため 喘息気管支炎 など
肺に問題を抱えている人にはいいエクササイズとなる。
頚部の神経、甲状腺にも働きかけることができる。
瞑想を行う前に足を弛めるエクササイズとして用いるとよい。
また、創造力と思考力が高められ、性的エネルギーが促進される。

Practice note:このアサナと ヴァジラサナ を同時間づつ交互に行うとよい。

 
仰臥金剛杵のポーズ
 

Variation:基本と同じだが、頭部は頭頂部を床につけるのではなく、
後頭部を床につける。
肘を曲げ両手を合わせ頭の下で枕にするか、頭の上に添えておく。
両膝は床から離れないこと。
目を閉じ全身リラックスさせる。