月経異常-病気・症状と治療

月経異常(生理に関する問題) Emmeniopathy

生理

月経異常-病気・症状と治療

▪ 月経異常(生理に関する問題)とは
▪ 東洋医学的な見方
▪ 家庭で出来るお灸のツボ
▪ 月経異常の精神的および感情的要因
▪ 月経異常のホメオパシーレメディー
▪ 月経異常のヨガ・セラピー
▪ 月経異常のレイキ療法
▪ その他の療法

WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 生理痛・月経不順・白帯下・血の道  等に適応であることを認めています。

月経異常の概念

月経:性的に成熟した女性における生理的な子宮内膜の周期的な出血現象。

月経異常:周期、持続期間、出血量が正常範囲を逸脱したもの。

  • 初 経 :平均12歳 早発月経<10歳 遅発月経≦15歳 原発無月経≧18歳
    閉経時期:通常55歳 早発閉経<43歳 遅発閉経>55歳
  • 月経周期:28~30日 頻発月経≦24日 希発月経≧39日 続発性無月経≧90日
  • 月経持続:3~ 7日 過短月経≦2日 過長月経≧8日
  • 月経量:50-140ml 過少月経≦20ml 過多月経≧150ml
  • 黄体期 :平均14日 黄体機能不全≦10日 妊娠疑い≧3週
  • 月経随伴症状
    • 月経困難症 … 月経に随伴して、日常生活に差し支えるような症状を呈する病態。
    • 月経前症候群(PMS) … 月経が近づくにつれ症状が増悪し、月経の開始とともに急速に消失する。月経前緊張症ともいう。

月経異常の成因

月経異常の症状

  • 月経の周期、頻度、量などに異常。
  • 月経困難症
    • 機能性 … 下腹部痛と腰痛が中心 【黄体期の終わりにP濃度が低下し始めると、子宮内膜に蛋白融解酵素が誘導・活性化され、子宮筋収縮作用をもつプロスタグランジン産生される】
         嘔気、頭痛、易疲労感、食欲不振、いらいら
          【プロスタグランジンが体循環に流入 → 全身症状】
    • 器質性 … 基礎疾患として子宮内漠症、子宮筋腫、種々の理由による腹腔内癒着
  • 月経前症候群(月経前緊張症) PMS; Premenstrual Syndrome 【原因不明】
     身体症状 … 四肢の浮腫、腹部の膨満、便秘頭痛、乳房の緊満
     精神症状 … 易疲労感、いらいら、抑うつ、緊張感

月経異常の病院での治療

月経困難症 … 機能性Dプロスタグランジン合成阻害薬が第一選択。
月経前症候群 … 確立した治療法はなく、様々な対症療法が試みられている。

 

月経異常(生理に関する問題)東洋医学的な見方

関連する臓腑:《肝》《脾》《腎》
関連する経絡:《任脈》《衝脈》の調和がとれていると正常

”二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝脈盛んにして月事時を持って下り、ゆえに子有り”(素門)
衝脈:十二経の海、血海(十二経の気血を調節する)
任脈:陰脈の海
   〔衝脈と任脈は胞中に起こり月経をもたらす〕

〔経早〕(月経先期) … 周期が早くなる:《熱証》《気虚》
〔経遅〕(月経後期) … 周期が遅くなる:《寒証》《血虚》《気帯(肝鬱)》《瘀血》
〔経乱〕(前後不定期) … 周期の乱れ:《肝鬱》《瘀血》《腎虚(または脾腎両虚)》

○経早
・実熱(陽盛体質+辛いものなどの偏食 → 内熱発生 → 胞宮に熱がこもる)
・肝鬱(情志失調 → 肝気鬱滞 → 肝鬱化火 → 胞宮に熱)
・虚熱(久病、房事過多により腎陰不足 → 陰虚内熱 → 衝任脈に影響)
・気虚(体質虚弱+飲食不節、労倦など → 脾気損傷 → 総血作用の不調)

○経遅
・寒邪(月経期や産後+風寒や生冷食 → 寒邪が衝任脈を犯す → 血の凝滞)
・肝鬱(情志失調 → 肝気欝滞 → 気血阻滞[気滞血瘀] → 衝任不通)
・虚寒(久病、房事過多 → 腎陽不足 → 胞宮や衝任の温煦不足や気血凝滞)
・血虚(病後、産後、労倦、脾胃虚弱など → 血の生成不足 → 衝任での血不足)
○経乱
・肝鬱(情志失調、抑鬱などで肝の疏泄が一定しない)*
・腎虚(久病、房事や出産の過度などで腎虚 → 衝任脈の失調や空虚)

*肝気の疏泄が過度だと経早、疏泄が及ばないと経遅、
疏泄が一定せず、過度になったり及ばなかったりすると経乱になりやすい。

*月経血の量(経量)
 経量過多:血熱、気虚
 経量減少:血虚、寒証、瘀血

*月経血の色と性状(経色、経質)
 正常:色は紅、経質は薄くもなく濃くもない、血塊はない
 ・淡紅色で経質稀薄 → 虚証
 ・深紅色で経質濃い → 実証、血熱
 ・紫暗色または暗紅色で血塊がある → 寒証、瘀血

*月経痛(痛経)
 気滞:月経前または月経中に小腹部に脹痛
 寒証:小腹部に冷痛、温めると痛みが軽減
 ・肝腎不足:しくしく痛み、月経後半や月経後に痛む
 ・気血両虚:月経中または月経後に隠痛があり、腰がだるく痛むもの
 ・瘀血:刺痛

*帯下(おりもの)
 白色で稀薄 → 虚証、寒証
 
・黄色や赤色で、濃くて匂うもの → 実証、熱証

*不正性器出血
 崩漏という (任脈、衝脈の異常、肝の蔵血作用の失調)

 

家庭で出来る月経異常(生理に関する問題)のお灸のツボ(経穴・つぼ)

○お灸について »  

月経異常(生理に関する問題) 

風市(ふうち)、三陰交(さんいんこう)
膀胱兪(ぼうこうゆ)、小腸兪(しょうちょうゆ)、帯脈(たいみゃく)、足大指内側横紋頭

生理ツボ1 生理ツボ2  生理ツボ3

月経過多(出血量多い)

宮池四穴(えいちよんけつ)、三陰交(さんいんこう)、行間(ぎょうかん)

   生理ツボ4     生理ツボ5

月経痛(生理痛)

三陰交(さんいんこう)、蠡溝(れいこう)、血海(けっかい)、陰包(いんほう)

生理痛ツボ生理ツボ6生理ツボ7

無月経(生理が止まった)

命門(めいもん)、三焦兪(さんしょうゆ)、気海兪(きかいゆ)

足の四指裏横紋中央

更年期頃月経後もだらしなく経血する

三陰交(さんいんこう)、 懸鐘(けんしょう)


 
 

月経異常(生理に関する問題)の精神的および感情的要因

~女性性を無意識に否定。
~罪悪感。
~不安。
~女性生殖器に対して羞恥心または卑猥感を抱いている。

○無月経
~女性でいることに不満があるか、自分自身の存在を受け入れにくい。

○生理痛
~自分で自分が腹立たしい面がある。
~自分の女性としての身体に不満。

 月経異常におすすめのフラワーエッセンス

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月経異常(生理に関する問題)のホメオパシーレメディー

Aconite:何かショックな事、恐怖をおぼえるような出来事で生理がとまった。
Apis:刺すような痛さ、下腹部のほてり。

Caulophyllum: 量が少ない。背中の特定部から痛みが始まる。生理痛と吐き気。
Chamomilla:イライラと怒りやすい。

Colocynth:ヒリヒリしたよじれるような痛み。押すか、うつぶせで寝転ぶとらくになる
Ferrum phos:生理痛と出血過多。鮮やかな色の出血。
Lachesis:生理前の不快感。激しい痛み。出血後はらくになってくる。口数が多い。
Mag phos:下腹の激しい痛み。かがみこむとらくになる。暖かいのを好む。ゆるいマッサージ。
Sepia:出血過多と生理痛。足を組む。イライラする(特に家族に)。
Veratrum alb:生理痛から吐気または嘔吐、下痢。寒くても汗をかく。

 

月経異常(生理に関する問題)のヨガ・セラピー

生理ヨガ

アサナ
 スリヤナマスカ、 パワンムクタサナ2,3、 ブジャンガアサナ、 シャラバサナ
 ダヌラサナ、 パスチモッタナサナ、 カンダラサナ、 チャクラサナ
 ウシュトラサナ、 シルシャサナ、 サルバンガアサナ、 ハラサナ、 ハヌマサナ
プラナヤマ
 ナディショダナ、 ブラマリ、ウッジャイ
ムードラ
 アシュウィニ、 ビパレータカラニ、 バジロリムドラ
バンダ
 すべてのバンダ、特にムーラバンダ

 ヨガニドラ、 アンターモウナ
注意: 生理中は激しいポーズと逆さまになるポーズ、ウッディヤナバンダとナウリは避ける。

*生理痛のアサナ:
 ヴァジラサナ、 シャシャンガアサナ、 マルジャリ・アサナ

 

月経異常(生理に関する問題)のレイキ・ヒーリング(霊気療法)

レイキ・ヒーリングについて »

チャクラについて »

Chakras
  マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
  スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)

Positions
  基本ポジション+反応のあるところ、生殖器、大腸、腰部。

生理レイキヒーリング1  生理レイキヒーリング2

 

その他の療法

ハーブ
 チェストベリー、 ドンカイ、 レモンバーム、 マリアアザミ、 スイートフェンネル

大根干葉腰湯:干した大根の葉をゆで汁をたらいに入れ腰湯。塩を一握り加える。
 子宮の内部まで届くように湯を内部に導くとよい。
 しょうが湯の湿布と一週間おきくらいにするとよい。